ガンダムSEED DESTINY感想(26話〜)
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   最終話

FINAL−PLUS 選ばれた未来
◆SEEDデスティニー最終回のリテイク版。新作カットも多数追加されています。OPも新作。こ
こまで力を入れるとは思わなかった……。恐るべし。

◆内容は、『三十分だった最終回を一時間にしたもの』。良くも悪くも詰め込み過ぎだった最終
回を再構成し、上手く編集しています。恐らくこれが、福田監督が作りたかったSEEDデスティニ
ーの真の最終回なのでしょう。面白かったです。ご苦労様でした。

◆新作部分で私が注目したのは、シンとアスランの最後の戦い。戦闘シーンが延長された事に
よって、より壮絶な、そして互いの思いを語り合う展開になっています。この二人の戦いが壮絶
なものになったからこそ、決戦後にアスランが月面のシン達を迎えに来たシーンに感動します。
うーん、あざとい(笑)。

◆また、デュランダルとキラの最初で最後の対峙に、アスランがやって来たシーンにも注目。ア
スランは特に活躍するわけではなく、一部のファンからは「何しに来たんだ?」と言われるシーン
ですが、彼がこの場にいる事によって、タリアが、面識のないキラに語りかけるシーンが自然な
流れになっています。レイに対して視線を送るシーンも追加されており、展開に不自然さを感じま
せん。さり気ないけど、大切な演出です。

◆後日譚も追加されました。オーブの記念碑の前で対面するキラとシン。アスランにキラの事を
紹介され、驚くシンの顔に笑。そりゃあ驚くよなあ。そして記念碑の前で語り合い、握手を交わす
二人。このシーンこそ、このアニメのファンが待ち望んでいたものではないでしょうか? かつて
シンはこの記念碑の前で「いくら花を植えても、人はそれを吹き飛ばす」と言いました。ですが、
幾多の戦いを経た今は焼けた花園を見て、「こんなのはもっと嫌だ!」と言います。そんなシンに
キラは「でも、僕たちは新しい花を植える事が出来る」と語る。花は平和の象徴。人は過ちを繰り
返しますが、それを教訓として、少しずつ前に進む事が出来る。憎しみを抱いていた相手と手を
握る事も出来る。それはデュランダルが考えていた「人は与えられた運命を生きる事しか出来な
い世界」では決して起きない奇跡なのです。

◆2005年、私達を大いに楽しませてくれたSEEDデスティニーも、これで真の完結。キラやアス
ラン、カガリやラクス、そしてシン達が作る未来がどんなものになるのか。次回作に期待させても
らいます。


FINAL−PHASE 最後の力
◆力。それは過去を振り払う為のものか。それとも未来を築き上げるためのものか。強大な力
は、より強大な力に打ち砕かれる運命。そして人の意志と希望もまた、力となる。傲慢なれど悲
しき力を打ち砕くべく、最後に放たれた力。それは……。

◆キラvsレイ。自身をクルーゼだと言い切り、クルーゼそのものと化して襲い掛かるレイですが、
キラはそんなレイの生き方を否定します。レイはレイであって、決してクルーゼではない。誰かの
クローンとして生まれても、それは一個の生命なのです。他者の意志を継ぐ事と、その化身とな
る事はまったく違う。レイがクルーゼの後継者とならずに「レイ・ザ・バレル」という一人の人間と
して人生を歩いていたら、違う未来が訪れたもしれません。いや、それは出来なかったのか。な
ぜならレイの側には『彼』がいたから。レイの歩く道を決めてしまった『彼』が。

◆アスランvsシン&ルナマリア。かつての仲間同士の戦いです。過去に縛られ、デュランダルの
走狗となり、人々の未来を奪おうとするシン。自分でもその矛盾は分かっているのですが、引き
返す事は出来ない。そのつもりは無くても、シンの刃は戦いを止めようとしたルナマリアにまで向
けられます(ここでルナマリア死亡?かと思いました。あー、生きてて良かった)。そんなシンに、
アスランの怒りがついに爆発! ザフト最強のデスティニーを撃破しました。シンにとっては番組
開始以来初めての『完全敗北』。不沈艦ミネルバも沈み、それぞれの運命が決しようとしていま
す。まさに最終決戦、そして最終回、ですね。

◆シンが迷うシーンと、ステラの幻と語るシーンは、前作のキラの最終決戦のシーンと同じ構図
ですね。あのイベントはある意味、今のキラの出発点となったのですが、シンは? 「過去がもら
えた、だから明日がある」というステラの言葉を、シンはどう受け止めるのか? 次回作があると
すれば、この辺りがカギになるかも。

◆崩壊するメサイアで、ついに対峙するキラとデュランダル。人類の未来を憂う気持ちは二人と
も同じ。しかしデュランダルは「今のままでは混迷の闇に戻る。人はまた、愚かな行為を繰り返
す」と言い、キラは「僕たちは変わっていける。どんなに苦しくても変わらない世界は嫌だ」と言い
ます。デュランダルは人類の未来を悲観していますが、キラは何度も地獄を見ながら、それでも
未来を信じている。最高のコーディネイターとしてではなく、一人の人間として。二年前にクルー
ゼに対して、ほとんど言い返せなかった頃に比べたら、成長しましたねえ。たとえ世界が再び混
迷の闇に堕ちても、その闇と戦う事を決意するキラの瞳は力強い。「ガンダムSEED」という物語
の主人公は、やっぱり彼ですね。カッコ良すぎです。次回作があるとすれば、シンがキラのように
決意するのでしょうか? ううむ、見たいなあ。

◆デュランダルを撃ったのは、キラでも、彼のかつての恋人であるタリアでもなく、レイでした。デ
スティニー・プランの最初の被験者とも言うべきレイによって撃たれるとは、デュランダルにとって
はあまりにも皮肉な運命。レイがデュランダルを撃ったのは、自分の運命を決め付けられた事
に対する怒りでしょうか? それとも、人の未来を信じるキラを守ろうとした? 爆炎の中に消え
るデュランダルとタリア、レイ。レギュラーキャラの中からの戦死者はこの三人だけですね。ちょ
っと意外(ドム三人組まで生き残るとは思いませんでした)。己の信念に従って戦い抜いた三人
に合掌。

◆前話を見終わった直後は「あと一話でどうやってまとめるんだろう?」と心配していましたが、
何とか決着をつけました。もちろん全てが終わった訳ではありません。これは一つの戦いの終わ
りに過ぎない。シンとルナマリアはこれからどうなるのか? キラは、アスランは、ラクスは、カガ
リは、メイリンは、ムウは、マリューは、そして、この世界は? 次のエピソードがどんな形になる
のかは分かりませんが、楽しみにしています。福田監督を始めとするスタッフの皆さん、一年
間、お疲れ様でした!


PHASE−49 レイ
◆レイ・ザ・バレル。優しきその笑顔の奥に隠れた真意は、デュランダルへの信頼か、シンへの
友情か、それとも「もう一人の自分」であるラウ・ル・クルーゼの怨念か。

◆レクイエムを破壊する為、ザフトに挑むアークエンジェル&エターナル。フリーダムとジャスティ
スもミーティアを装備して出撃。守る側も攻める側も総力戦です。そんな中でこの戦いについて
悩むシンに、レイの言葉が響き渡る。デュランダルの理想を信じるレイに迷いは無い。狂信者と
も言えなくも無いですが、彼の想いそのものは決して間違ってはいない。いや、この物語に出てく
る者達の中で、明らかに間違っている者などほとんどいない。ガンダムSEEDの戦争は実際の
戦争と同じく、『正義』と『正義』の戦い。故に勝利しても空しく、戦いの連鎖は決して途絶えない。
たとえデスティニー・プランが実現しても……。

◆レイがキラを憎む理由が判明。レイを始めとするアル・ダ・フラガのクローンは、キラ・ヤマトと
いう最高のコーディネイターを作る為の資金を稼ぐ為の『踏み台』。レイにとってキラは、自分と
いう歪な命を作った原因であり、彼の兄弟とも言うべき男を殺した、抹消すべき存在。レイは自
分を嫌い、運命を呪っている。それ故に自分を受け入れ、世界を変えようとするデュランダルを
信じているのでしょう。作られた命の悲劇もまた、繰り返されるのか?

◆ネオの記憶が蘇りました。やはりムウでしたか。前大戦の後、ジブリールに保護され、洗脳
(?)されたようです。二年前と同じく、身を挺してアークエンジェルとマリュー守るその姿はカッコ
良過ぎです。不可能を可能にする男、ここに完全復活! 頼もしい戦力です。

◆頼もしいのはムウだけではありません。イザークとディアッカもザフトを離反し、キラ達に加勢
してくれました。この二人はシンやレイと違って、デュランダルを信じませんでした。イザークは
色々と複雑な想いでしょうけど(アスランにザフトに戻るように言ったのはイザークですからね)、
それでも彼は友と敵にする事ではなく、共に戦う事を選んだ。友情に生きる男に燃え。ディアッカ
はミリアリアとの復縁が目的でしょうね(笑)。まあいいけど。

◆メサイアから放たれたネオ・ジェネシスの光。それは戦いの終結を告げる希望の光か? そ
れとも新たな戦乱を呼ぶ破滅の光か? シンとアスラン、キラとレイ、ルナマリアとメイリン、マリ
ューとタリア。戦場で交差するそれぞれの想いは、この戦いを如何なる結果に導くのか。次回、
ついに最終回です!


PHASE−48 新世界へ
◆「さあ、行こう。新しい世界へ。争いも憎しみも哀しみも無い、素晴らしき世界へ。そこで人は
永遠の平和を手にするだろう」…………本当にそうか?

◆ついに実行されるデスティニー・プラン。このプランは一言で言えば『適材適所』。人はその能
力に合わせた職業や立場に着く。遺伝子という明確な事実による選別は、誰にも文句を言わせ
ない。過大な欲望を抱くことも無く、誰もが幸福な日々を送れる。理想的ではありますが、その世
界に自由は無い。職業を選ぶ自由も、より良い生活を目指す自由も、誰かを愛する自由さえも。
欲望とは、人間が生きる為の活力でもある。それを否定するという事は、人間そのものを否定す
る事ではないでしょうか? デュランダル議長は人類の為にデスティニー・プランを考えたのでし
ょうが、この矛盾は無視できません。議長が作る世界は、人が人として生きる事が出来ない、真
の意味で『社会を動かす為の歯車』となってしまう死の世界なのだから。

◆レイの正体が判明。自分から正体を明かすとは思いませんでした。彼にとってクルーゼは兄
のような存在だったのかな? だからキラを敵視している、と。最終決戦の図式が定まってきま
した。自分の後を継ぐ者として、彼はシンに期待しているようですね。でも、シンは議長に疑念を
抱き始めている。鍵を握るのはアスラン? それともルナマリア?

◆議長は自分に逆らう者には一切容赦しません。アスランにしても、ロゴスにしても、殺る時は
殺る人です。そして目的の為には手段を選びません。プラントを撃った巨砲レクイエムを、今度
は自分達が使っています。確かに効果的な手段ではありますが、ザフトの面々は複雑な心境だ
ろうなあ。胡散臭すぎるアニメといい(笑)、議長、もしかして墓穴を掘ったかも。

◆連合軍は事実上崩壊。これで議長に逆らう勢力は、アークエンジェルを中心とするオーブ艦
隊のみ。エターナルも合流し、決戦の機運が高まります。残り二話、壮絶すぎる戦いが待ってい
そうです。戦場に散るのは誰か? 生き残るのは誰か? そして世界の行く末は……。


PHASE−47 ミーア
◆ミーア・キャンベル。たまたま「ラクス・クラインに似た声」を持っていたが故に選ばれ、その運
命に従い、そして散った少女。果たして彼女は幸せだったのだろうか?

◆今回は過去の映像を使って、ミーアの心情を明らかにしました。彼女の日記に記された内容
を読むと、彼女が純粋にラクスに憧れており、ラクスの代わりを出来る事を喜んでいた事などが
分かります。そして、自分の言葉が世界を動かす事への驚きと戸惑い、自分自身をラクス・クラ
インだと思い込むようになっていく心境の変化も分かりました。彼女もまた、デュランダルに利用
された被害者だったのですね。もちろんそれは自分で選んだ道ではあるのですが。

◆こうして見るとミーアは、デュランダルのデスティニープランを一足先に実践した存在だったの
ではないでしょうか? 「ラクス・クライン」という役割を与えられ、幸せに過ごす事が出来た彼女
は、デュランダルの理想そのものの人間なのかもしれません。ですが彼女に待っていたのは哀
しい結末でした。人間とは、ただ『与えられた役割を生きる』だけでは生きられないのです。人間
はデュランダルが考えている以上に欲深く、ワガママで、されど愚かな存在ではないのだから。

◆ミーアの遺体を見つめ、涙を流すラクス。彼女にかつての『プラントの象徴』であった自分を見
たのでしょうか? キラと出会わなければ、デュランダルに利用され、死を迎えていたのはラクス
かもしれません。デュランダルの言っている事は決して間違ってはいないのだから。

◆そしてついに発表されたデスティニー・プラン。ロゴスを倒し、最大の敵がいなくなったので、議
長も本音を現したようです。しかしその内容は……。計画の具体的な内容は次回で発表される
ようですが、予告映像を見る限りでは、あまり好ましいものではないようです。コニールなどのデ
ュランダル支持者も揺れ動くかもしれません。それはザフトも同様でしょう。タリアは、イザーク
は、ディアッカは、ルナマリアは、シンは議長の計画をどう思うのか? そしてどう動くのか?

◆という訳で、次回はデスティニー・プランの内容が発表されます。出撃するザフト艦隊。彼らの
手によって再び動き出すレクイエム。その標的は?


PHASE−46 真実の歌
◆人は『誰か』になる事は出来ない。姿形は真似る事が出来ても、その魂までは真似る事は出
来ない。偽りの歌姫ミーアが最後に歌う歌は、真実への懇願か。運命への抵抗か。

◆ジブリールは倒しても、大西洋連邦が屈したわけではないので、戦争状態は継続。世界は平
和になりましたが、それは完全なものではない。この状況で誰かが何かをすれば、簡単に壊れ
る程度のものでしょう。しかし、だからこそ今、動かなければならない。キラ達の焦燥が伝わって
きます。シンとルナマリアの関係にも暗雲が? どうなる事やら。

◆キラとアスラン、シンについて語る。レイとデュランダルの言っている事は確かに間違っていま
せんから、素直な人間は彼らの言葉を受け入れてしまうでしょうね。でも、『間違っていない事=
正しい事』とは限らないんですよねえ。難しい問題です。

◆今回の見せ場、ラクスのファッションショー(笑)。キラ、もう少し気を使ったコメントをしてあげ
ましょうよ。まあ君らしいけどね。メイリンとラクスは、いつの間にか仲良くなっていますね。気が
合うのかな?

◆ミーアとラクス、ついに遭遇。栄光と歓喜に包まれていた自分を捨てる事が出来ないミーアに
対して、ラクスは彼女を否定せず、されど真実を語る。そう、たとえ姿形は同じでも、それぞれの
歌に込められた思いが違うように、誰も他人になる事は出来ない。真実と虚実。以前レイは「ど
ちらが本物でも関係ない」というような事を言っていましたが、やはり本物と偽物は違うのです。
偽物は本物があってこそ、存在するのだから。

◆アスランのアクションシーンは凄かったです。ヘタレの汚名返上ですね。彼はガンダムファイタ
ーとしてもやっていけると思います(笑)。

◆ミーア・キャンベル、死す。かつての自分の写真を持っていたという事は、心の中では自分が
間違っている事を分かっていたんでしょうね。だからこそ『ラクス・クライン』であろうとしたのでしょ
う。合掌。彼女の思いはラクスに引き継がれるのか?

◆ミーアは写真と共に一枚のディスクも託しました。次回はディスクの内容が明らかに? 次回
作の「BLOOD+」の予告も始まりました。残り四話、どんな物語を見せてくれるのか、楽しみに
しています。


PHASE−45 変革の序曲
◆一つの戦いは終わった。だが、それは新たな戦いの序曲なのか。そして我々は、変革の時を
目撃する。

◆OPが一部変更。アカツキのカットにカガリに代わってネオが入りました。なるほど、彼が『金色
のMS』のパイロットですか。なぜか納得(笑)。

◆月面の大激戦。ミネルバを単独で敵陣に突っ込ませる議長も議長ですが、それに応えてしま
うミネルバは凄すぎ。優秀な部下を持つと上は楽だろうなあ。でも、こき使われる方はたまったも
のではありませんけどね。いやマジで(苦笑)。

◆オーブでジブリールを逃してしまったルナマリアが、今回は汚名返上の大活躍。ブラストインパ
ルスを使いこなし、敵基地を粉砕。ええ、ルナマリアがやったんです。『ルナマリアが』やったんで
す。凄いです。奇跡です(そこまで言うか)。

◆ザムザザー、ゲルズゲー、デストロイなど過去のにシン達を苦しめた敵機が続々と登場。です
が所詮は再生怪人(いや、ちょっと違う)。腕を上げたシン達の敵ではありません。シン達は頑張
っているし、戦闘シーンも見応えがあるのですが……何だろう、気持ちがちっとも盛り上がらな
い。彼らの背後にデュランダルがいると思うと、どうも爽快感を感じないんですよねえ。所詮はデ
ュランダルの思惑通りなのか、と。やれやれ。

◆ファントムペインの宇宙での母艦だったガーティ・ルーが久々の登場。でも、あっさり落とされ
ました。そして今までしぶとく逃げ延びてきたジブリールも、ついに死亡。デュランダルにとっては
実にいい『敵』でしたね。ジブリールに感謝する彼の言葉からは、その本心が垣間見えました。
やっぱりこの男は他人を駒としてしか見ていないのかな?

◆ジブリールを撃った事で、デュランダルは『正義の象徴』として世界の頂点に立ちました。です
がキラやアスランは彼の正義を受け入れる事が出来ない。デュランダルが作ろうとしている世界
は確かに平和ですが、自由は無い。夢も無い。希望も無い。そんな世界で人は生きていけるの
か? その疑問を抱えて、アークエンジェルが宇宙に飛びます。いずれぶつかるであろう敵は強
大ですが、それでも彼らは逃げません。真実を知る為に。本当の平和を手にする為に。

◆カガリはオーブに残りましたね。本当はアスランの側にいたいんだろうなあ。でも、今の彼女に
は他にやるべき事があるようです。友好国であるスカンジナビアなどと手を組み、デュランダル
包囲網を作るのかな? こちらの戦いの結果も楽しみです。メイリン、カガリも頑張っているんだ
から、アスランに手を出すんじゃないぞ(笑)。

◆次回は月面都市コペルニクスを舞台に大アクション。この街にいるミーアとの再会は、キラ達
にとって僥倖となるのか? 残り話数は五話。話の内容、話数共に、いよいよカウントダウンの
開始です。最終回は楽しみですが、終わるのは悲しい。複雑です。


PHASE−44 二人のラクス
◆ラクス・クライン。その名はプラントの人々にとって、いや、全世界の人々にとって大きな意味
を持つ。故に『もう一人のラクス』が作られた。されど所詮、それは虚。自分が選んだはずの運
命に翻弄される少女の仮面が剥がされた時、決戦の幕が開く……!

◆ついに公の場に現れたラクスは、デュランダルへの疑問と、ジブリールへの非難を宣言。浮
かれるジブリールに対し、議長は(表向きには)余裕の表情。でも、その微笑みは怖いです。ミー
アも怯えています。私も怯えました(笑)。いやあ、ミーアはここで口封じに殺されるんじゃないか
と思ったんですが、取り合えずは生き延びたようでヨカッタヨカッタ。……次回以降は分かりませ
んが。思ったよりあっさり仮面が剥がれ落ちたミーアですが、彼女にはまだ利用価値があるから
生かしているのでしょうか? だとしたら彼女の役目とは?

◆ラクスの登場によって、世界は大きく揺れ動く。ローエングリンゲートの戦いでシン達に助けて
もらったコニールも再登場(アスランがザフトを裏切った事を知ったら、どう思うだろう?)。彼女
達は自分達を解放してくれたザフトを支持していますが、そんな彼らを見る人達は疑念を抱いて
いるようです。議長を肯定する人と、否定する人。世界は再び二つに割れるのでしょうか?

◆うろたえるシンに対して、レイは「本物であろうとニセモノであろうと関係ない」と宣言。彼の言
葉には重みがあります。彼と関係が深いクルーゼはムウの父親のクローン、いわばニセモノの
ような存在ですし、彼自身も……? 本物とニセモノ、実と虚、果たして人々が選び、信じるもの
はどちらなのでしょうか?

◆ジフリールの最終兵器レクイエム。「葬送曲」という意味を持つその正体は、自在に方向を変
える事が出来る超強力ビーム砲でした(レイが言っていた『ゲシュマイディッヒ・パンツァー』とは
前作に登場したMSフォビドゥンの特殊装甲で、ビームを湾曲する事が出来ます。レクイエムの
方向変更用コロニーは、これを利用しているんですね)。その破壊力は絶大。撃ったら撃ち返さ
れる。撃たれたら撃ち返す。この戦いの連鎖は止められないのか?

◆そして、ついに明らかになったデュランダル議長の最終目的。彼が考案したデスティニー・プラ
ンとは、人類の遺伝子を調整・選別し、その者に相応しい人生、つまり運命を与えるという計画
でした。それは遺伝子操作によって生まれたコーディネイターの最終到達点とも言うべき世界。
その人間の誕生から死まで、全てを管理する完全なる管理社会。なるほど、確かにそういう世
界になれば戦争は無くなるでしょう。ですが、その世界には『自由』は無い。悩み、もがき、足掻
き、苦しむ事さえ出来なくなる。苦しみの中から何かを見出し、成長する事も出来なくなる。つま
り人の成長、進化の可能性を予め摘み取ってしまう。それがこの世界から戦争を無くす唯一の
方法だと議長は考えているのでしょうか? だとしたら、この言葉を送りたいですね。
「人間をバカにするな!」
 それから、もう一言。
「ラスボスの雰囲気出しすぎです」(笑)

◆議長の考える『戦争の無い世界』とはつまり、人が人として生きる事を放棄した世界。人は単
に社会・世界を構成する為の部品でしかなくなる世界。……議長は人間の成長・可能性というも
のをまったく信じていないんですね(あるいは人間全てに絶望しているのか?)。しかし、そんな
世界で人は幸福に暮らせるのでしょうか? いや、幸福とか不幸とか考える事さえ出来なくなる
世界なのかもしれません。だとしたらそれは、『地獄』と言うのではないでしょうか? シンやコニ
ールがこの真実を知ったら、どう思うでしょう。それでも彼らは議長を支持するのでしょうか?

◆議長とジブリールを止める為、宇宙に上がる決意をしたキラとアスラン。一度は決別した二人
が手を取り合うシーンは見てて燃えました。メイリンと、肉体を改造されて運命を捻じ曲げられた
ステラ達の事を思い出したネオもAAで戦う決心をしました。これで役者は揃った! ミネルバも
宇宙に上がり、次回から最終決戦が始まります。壮絶な戦いの果てに待つものは? 予告映像
を見た時、ミーアの水着姿より、ザムザザーの再登場が嬉しかった私は変でしょうか?(笑)


PHASE−43 反撃の声
◆声を挙げよ。その声が世界を揺るがせるまで。心地良くも偽りに満ちた正義を打ち砕く為に。

◆重傷を負った身で出撃したアスラン。その声はシンを大いに揺るがします。オーブを、生まれ
育った故国を攻撃する事がお前の望みなのか? そう問われるシンは返す言葉がありません。
彼が守りたかったものは、かつてはこの国にあったのだから。

◆アスランの脳裏に過るのは、かつての自分。平和を求めながらも、力を求め、友を殺され、友
と殺し合い、父を失ってしまったアスラン。平和を訴えながらも力に走るという矛盾と、その危険
性を一番よく知っているのは彼でしょう。そして、ついにアスランのSEEDが開花! 友を止める
為にその力を振るうというのは、アスランらしいですね。アスランの事を侮っていたシンにとって
は大ショック? これが遺恨の種にならなければいいんだけど。

◆キラ対レイ。ストライクフリーダム対レジェンド。二年前にフリーダムを追い詰めたプロヴィデン
スの後継機と、クルーゼと因果関係のあるレイ。キラにとっては因縁の相手ですね。この二人の
決戦があるのかどうかは分かりませんが、あるとすれば壮絶なものになりそうです。

◆アークエンジェルのちょっとズルい戦法によって(笑)、ザフトは大損害を受けて撤退。女艦長
対決は、取り合えずマリューに軍配が上がりました。速やかに撤退したタリアもさすがですけど
ね。結局、ジブリールには逃げられて、戦いの舞台は宇宙へ。最終決戦の時は近いようです。

◆ネオの過去は偽りのものでしょうか? ネオ=フラガだとしたら記憶を操作されているのでしょ
うが、違うとしたらどうしてマリューの事を知っているのか? うーむ、謎だ。残りわずかな話数で
すが、明かしてくれるのかな?

◆世界に対しアピールしようとしたカガリですが、デュランダルは『ラクスの放送』でそれを封じ込
める。タリアには「オーブへの対応は考え直さなければならない」と言っていたのに、この男、敵
には一切の反論も許さないようです。恐るべし。

◆しかし、そんな議長に反撃の声を挙げる者が! 再び歴史の表舞台に立ったラクス。本物の
ラクスは何を語るのか? その時、ミーアと議長はどう対応するのか? いずれにせよ、地球に
更なる混乱を呼ぶのは間違いなさそうです(ラクスが今まで真実を明かさなかったのは、不要な
混乱を避ける為だったのかな?)。

◆次回は、ラクスの演説が世界を振るわせる? そして月に逃れたジブリールは最終兵器を使
用し、プラントを狙う! イザークとディアッカがそれに立ち向かいますが……不安です。オレン
ジショルダーのハイネ隊もついに登場。隊長の無念を晴らせるのか?


PHASE−42 自由と正義と
◆ささやかな自由を求めし者よ。ならば大いなる翼を広げよ。真なる正義を探す者よ。ならば剣
を取れ。哀しい事だが、答えは戦いの中にしか無いのだから。

◆アカツキvsデスティニー! ストライクフリーダムvsデスティニー! アークエンジェルvsミネル
バ! ドムトルーパー三人衆見参でジェットストリームアタック! と今回はバトルシーンが盛りだ
くさん。特にドム。このアニメには今までいなかった「重量級MS」の迫力が伝わってきました。い
いなあ、これ。ハイネが生きていて、乗っていたら「グフとは違うんだよ、グフとは!」と言ってい
ただろうなあ。言ってほしかったなあ(笑)。

◆アスランとメイリン、本物のラクスとご対面。彼女の顔を見て、ミーアの事を思い出すアスラ
ン。無意識下でこの二人を比べて、やっぱり「本物」は違う、と思ったのでしょうか? デュランダ
ルはアスランに戦士である事を望み、そう生きるように(直接的ではありませんが)強いていまし
た。でも、ラクスはアスランが戦士である事を否定はしませんが、彼に自分の歩く道を選ばせて
いる。運命とは誰かが作った道の上を歩く事なのか、それとも自分で選ぶものなのか。デュラン
ダルとラクスの考え方の違いが何となく分かるシーンでした。

◆アークエンジェルの危機にネオが参上! そして、そのセリフは……まさか、記憶が戻ったの
か!? ちょっと感動しました。そりゃあマリューさんも泣きますよ。卑怯な演出だなあ(苦笑)。

◆アスラン、インフィニットジャスティスで戦場に復帰! 戦う相手はかつての戦友、シンとレイ。
史上最強のタッグバトルは楽しみですが、アスランが生きていると知った時のシンの反応も楽し
みです。そして仲間外れにされたルナマリア。レイは彼女の事を「シンの心を乱す邪魔者」と思っ
ているようです。ミネルバの三人組に亀裂が入りそうな予感がします。

◆今週の笑いどころ。「ジブリールの行方なんて知らない」と言っていたユウナ。議長もカガリも
ジブリールを庇っているのだと思っていたのですが、ユウナは本当に知りませんでした。どうやら
彼はパパからもジブリールからも信頼されていなかったようです。まあ無理も無いけど(笑)。

◆次回はオーブ戦、終結。キラ達の戦いの行方は? カガリの演説は世界に楔を打つ切っ掛け
となるのか? 注目です。


PHASE−41 リフレイン
◆アスランは思い出す。再び力を手に取り、戦い、裏切られた日々の事を。キラも思い出す。自
由の剣を砕かれながらも、新たな剣を手にした時の事を。繰り返される戦いの日々を終わらせ
る為に。

◆OPの一部が変更。キラとカガリの背後のカットがフリーダムとストライクルージュから、ストラ
イクフリーダムとアカツキに変わっています。ミーティアの一斉掃射シーンもフリーダムからストラ
イクフリーダムになっています。細かいなあ。

◆やっぱり総集編でした。タイミング悪いなあ(苦笑)。でも、今の時点から過去のシーンを見る
と、また違った見方が出来ますね。まずは前半のアスラン編。ユニウスセブンの落下時、サトー
から言われた言葉が全ての切っ掛けだったんですね。自分の父の言葉に縛られている人がい
る。その人がこんな愚かな事をしてしまった。ならば息子の自分が何とかしなければならない。
その思いは間違ってはいないのですが、相談した相手が悪かった(コラコラ)。

◆そして戦いの日々。キラの参戦は色々な意味でアスランの心を揺さぶり、彼の運命を変えて
いく。真実を求めるアスランの前に立ち塞がるシンのデスティニー。撃墜されるアスラン。翻弄さ
れているなあ。過酷な運命の海を泳ぎ切った時、アスランが選ぶ道は?

◆後半はキラ編。ラクス暗殺未遂の時、キラは世界を動かす強大な意志を感じ取っていたよう
です。まるでチェスの駒のように人を動かし、ゲームをするかのように世界を動かすデュランダ
ル。全ては彼の思うがまま、という事でしょうか?

◆戦いの中で大切な人を失った。敵も味方も大勢の人が死んだ。それでも自分は戦う事しか出
来ないのかもしれない。ならばせめて、信じる人の、愛する人の為に戦う。それがキラの選んだ
道。戦う事が嫌いな彼にとって、それは決して優しい道ではありません。それでも彼は戦う。ラク
スの為に、カガリの為に、戦いの連鎖を終わらせて、平和を取り戻す為に。

◆次回は戦場と化したオーブを救う為、希望の戦士が降り立つ! ストライクフリーダムが、ドム
トルーパーが、そして、アスランの新たな剣・インフィニットジャスティスが! 彼らとシンとの戦い
の行方は?


PHASE−40 黄金の意志
◆父は願った。娘の幸福を。故に残した。美しき黄金の剣を。娘はその意志を継ぎ、剣を手にす
る。国を救う為に。大切なものを守る為に。

◆悪夢にうなされるシン。考えてみれば、好き勝手やっているように見えて、彼も色々と苦労して
ますからね。ステラには死なれたし、アスランとメイリンは自分の手で殺しちゃう(と思い込んでい
る)し。ストレスも溜まりますね。ハゲなきゃいいけど(コラコラ)。

◆そんなシンに対して、プラントは勲章授与&フェイス任命のダブルプレゼント。シンは嬉しそう
ですが、不満気なのはタリア。議長への不信は日を追う毎に増しているようです。彼女が運命の
決断をする日は近いかも?

◆ヘブンズベースを落とされ、追い詰められたはずのジブリールは自信満々。何か切り札を持
っているようですね。「レクイエム」とは単なる比喩か、それとも、その切り札の名前か?

◆ジブリールがオーブにいる事をかぎつけたデュランダルは、その身柄の引渡しを要求します。
それに対するオーブ、というかセイラン家の回答は……うわあ、何ていい加減な。そりゃあデュラ
ンダルも怒りますよ。二年前のウズミ様の真似をしたそうですが、二年前とは状況が違います。
避難勧告までしてないなんて、平和ボケにも程がある。ジブリールもビックリしてるじゃないです
か(苦笑)。やれやれ。

◆ザフト、オーブへの攻撃開始。国が再び焼かれようとしているのを見て、カガリも動く。お久し
ぶりのエリカさんから、ウズミ様の『遺言』である新型MS・アカツキを託されます。一国の指導者
として、そして一人の父親として、カガリと国の行く末を案じていたウズミ様。本当に死ぬには惜
しい人物でした。そしてこのアニメが始まって以来、自分の無力さに迷い、悩み続けていたカガリ
がついに立ち上がります。「デスティニー」で初めて彼女がカッコよく見えました。父の意志と願い
を受け継ぎ、飛べ、カガリ!

◆ユウナ、墓穴を掘った上での失脚。こいつは面白すぎる(笑)。国の指導者としては狭量な男
でしたけど、カガリの事は本当に好きだったんですね。あとソガさん、ナイスパンチです。出来れ
ばトダカさんに生きててもらって、殴ってほしかったですけどね。オーブ軍の人たち、相当ストレス
が溜まっていたんだろうなあ。無理も無いけど。

◆奮闘するアカツキの前に現れたのは、シンのデスティニー! 議長の正義を貫く為にかつて
の祖国を滅ぼそうとするシン。愛する国を守る為に戦うカガリ。次回、因縁の二人がぶつかり合
う!……と思ったら、どうやら総集編のようです。って、このタイミングで総集編ですか! 残り話
数も少ないのに、大丈夫なのか?


PHASE−39 天空のキラ
◆第三クール最終話。愛する少女の危機を救う為、少年は天空に昇り、新たな剣を得る!

◆ジブリールを逃した事に苛立つシン。気持ちは分かるけど「踏み潰してやる!」って、おいお
い。ルナマリアもビックリしてますよ。

◆メンデルに潜入したダコスタがファイルを手に入れました。その中に書かれていたデュランダ
ルの計画『デスティニー・プラン』とは何でしょう? ユニウスセブンを落としたサトーとの関係も怪
しいし、今作の騒乱にデュランダルが関与しているのは間違い無さそうですが、彼は遥か以前
から全てを考えていたという事でしょうか? 彼が作ろうとする世界は、一体どんな世界なのか。
アスランをあっさり見限るところから推測すると、あまり居心地のいい世界とは思えないのですが
……。

◆カガリとアスラン、本当の意味での『再会』。お互いがお互いを思いやり、大切なものを守ろう
としたのに、なぜか別々の道を歩んでしまった二人。最悪の事態にならなくて良かったです。次
回からのオーブ戦で、アスランは如何なる選択をするのか?

◆ダコスタ君、大チョンボ(笑)。ある意味、凄くオイシイ役どころですけどね。それにしてもラクス
の組織は予想以上に規模が大きい。大規模なファクトリーを用意していたり、ザフトに鹵獲され
たはずのガイアを入手していたり。デュランダルの考えを否定する者も少なくないという事でしょ
うね。もしかしたら、あの人とかあの人とかも仲間になるかも?

◆ラクスを助ける為、単独で宇宙に上がるキラ(久々の「ストライクガンダム」の登場は嬉しかっ
たです)。キラを笑顔で出迎えながらも、彼に新たな『武器』を手渡す事にためらいと哀しみを見
せるラクス。そんな彼女の気持ちを思いやり、礼を言うキラ。何ですか、この二人のラブラブぶり
は(笑)。この二人、既に『夫婦』のレベルだな。

◆ストライクフリーダムガンダム、大活躍! その圧倒的な強さに惚れ惚れとしました。ザフト最
強のデスティニーとの対決が非常に楽しみです。

◆次回はオーブに逃げ込んだジブリールを追って、ザフトがオーブに侵攻。故国の危機に、カガ
リが黄金の翼を駆る!


PHASE−38 新しき旗
◆OP変更。歌はCHEMISTRYの「Wings of Words…」。今までのOPテーマと違い、どこか
物悲しい雰囲気のする歌です。終わりの見えない壮絶な戦いを描くであろう終盤の展開を予想
させます。ドムトルーパーのパイロット達と、カガリの新型機らしい金色のMSも登場。キラとアス
ラン、そしてシン。この三人が織り成すDESTINY最終章に期待しましょう。

◆鉄壁の守りを敷くヘブンズベース。挑むはザフトと反ロゴスの連合軍。デュランダルがあまりに
も胡散臭いので、ジブリールの言っている事が非常にまともに聞こえます(苦笑)。こいつもかな
りの悪役なんですけどね。

◆シンルナ、カップル確定。妹と好きだった人に裏切られ、傷心のルナマリアを思わず抱き締め
るシン。口付けを交わす二人。ちょっと唐突な気もしますが、なかなかお似合いのカップルかも。
でも、嫌な予感もひしひしと。シンは今度こそ、大切な人を守れるのか?

◆105ダガーやフォビドゥンブルーなど、MSVのMSまでつぎ込んでの大攻防戦。デストロイ5
機は『破壊者』の異名に相応しい戦闘力を見せ付けます。生きていたスティングの狂気ぶりが、
デストロイの強さと凶悪さをアップさせています。それを倒すデスティニーが、初めてカッコよく見
えました。こういう場面ばかりならデスティニーの人気もアップするのに。でも、これからのデステ
ィニーの相手は…?

◆ルナマリア、大活躍! 忘れていたけど彼女は『赤』だったんですね。ゴメンナサイ(笑)。なる
ほど、今まで彼女が活躍できなかったのは、ザクが悪かったのか。……うん、そういう事にして
おきましょう(コラ)。

◆スティング、今度こそ死亡。これでファントムペインは事実上の壊滅。最後の最後で『主人公
の強敵』として活躍できたのが、せめてもの救いかな。合掌。

◆ヘブンズベースは陥落。ほくそ笑むデュランダルですが、ジブリールはこっそりと逃亡していま
す。さすがです。こいつは何だかんだで最終決戦まで生き延びそう。ナチュラル至上主義という
考えそのものは間違っているのですが、デュランダルとは逆に常に本音を言っているジブリール
の事がちょっと好きになってきました。悪役バンザイ。

◆EDも変更。歌はSee−Sawの「君は僕に似ている」。キラとアスラン、そしてキラとシンの関係
を物語っているような気がします(変な意味じゃないですよ)。

◆次回は、宇宙のラクスたちに危機が!? そしてキラの新たな剣、ストライクフリーダムガンダ
ム登場! 最終決戦の時は刻一刻と迫っているようですが、果たして誰が、誰と、何の為に戦う
のか?


PHASE−37 雷鳴の闇
◆行く手定まらぬ闇の夜。轟く雷鳴と哀しき決意が、わずかに生まれていた『絆』を絶つ……。

◆アスランのグフとシンのデスティニー&レイのレジェンドの戦いは、シンが勝利。機体の性能
が違いすぎますからねえ。むしろこの二機を相手に長時間粘ったアスランを賞賛すべきか。そ
れにしてもデスティニー、せっかく活躍したのに全然爽快感が無い。悪魔のような翼の形状とい
い、フリーダムとはとことん対照的なMSだなあ。私は好きですけど。

◆デュランダルを肯定するレイと、デュランダルを否定するアスラン。二人の言葉に惑い、悩む
シン(この場面が前作の最終話でキラが自らの運命について悩んでいるシーンに似せてあるの
は演出でしょうか?)。そしてシンの選択は……まあ当然といえば当然かな。デュランダルの言
葉は確かに筋が通っているし、耳にも魂にも心地いいし。ミーアと同様、デュランダルの側にい
る事を選んだシンですが、この選択は正しいのか、それとも間違っているのか?

◆アスランだけでなくメイリンまでスパイと判断され、ショックを受けるルナマリアが気の毒。好意
を抱いていた相手と実の妹。一度に二人とも失ってしまったんですからねえ……。その二人を殺
した(と思っている)シンが、ルナマリアの前から逃げず、侘びの言葉を言ったのには好感が持
てます。泣きじゃくるルナマリアを抱き締めるシンの顔も苦しそうです。彼も辛かったんですね
え。二人が流す涙と慟哭の声は、友と妹への鎮魂歌。そして、シンルナカップル成立への第一
歩?(笑)

◆シンは良くも悪くも純粋な人間だと思います。純粋ゆえに心が傷付きやすく、他人の色(考え)
に染まりやすい。その行動が正しいのか間違っているのかはともかく、自分の色(考え)を持って
行動しているキラやラクス、デュランタルとは正反対の人間です。正反対だからこそ惹かれ、そ
して戦うのか。しかしシンが信じるデュランダル議長は、たとえ部下でもアスランのように『自分の
役には立たない』と判断すれば平然と切り捨てる人物です。信じてもいいのでしょうか?

◆撃墜されたアスランとメイリンですが、前回で地球軍の一員としてジブラルタル基地に来てい
たキサカさんの手によって助けられました。キサカさん、ナイスです(苦笑)。しかしどうしてあんた
はあの時、あの海にいたんだ? アスランの脱走を知って、彼を助ける為に来たのかな?

◆ザフトのヘブンズベース攻撃作戦、オペレーション・ラグナロク開始。もしヘブンズベースが落
ちれば、ロゴスと繋がっていたオーブも狙われる。というかデュランダルの考えどおりに戦いを進
めると、それこそ際限が無いような気がします。「戦争を終わらせる為に」デュランダルの元にい
る事を選んだシンですが、デュランダルのやり方だと、むしろ不必要なまでに戦渦を広げていく
ような気が……。でも、「平和の為にロゴスを滅ぼすべき」という考えは間違っていないんですよ
ねえ。ああ、厄介な。

◆次回はヘブンズベースの攻防戦。再び現れた破壊の悪魔デストロイガンダムに、シンのデス
ティニーが挑む!


PHASE−36 アスラン脱走
◆アスラン・ザラは空へ飛び立った。新たな道を求めて。ミーア・キャンベルは地に残った。儚い
栄光を守る為に。シン・アスカは敵を追う。『共に戦った仲間』という名の敵を。

◆デュランダルの理想そのものは、間違っていないとは思います。平和を求める心はキラ達も
議長も同じです。でも、元々キラ達はプラントに避難する事も考えていたんですよ。けどラクスが
殺されそうになったから、議長に不信を抱いて、ああいう道を取った。取らざるを得なかった。…
…って、結局議長のせいじゃないか。ダメだこりゃ。

◆今回の話で、デュランダルの本心が見えました。彼が求めているのは、自分の理想を実現さ
せる為に役に立つ『道具』。役に立つのなら、かつての敵である東アジアなどの地球軍も迎え入
れる。でも、役に立たないのであれば、たとえ味方でも容赦しない。いくら理想が正しいものであ
っても、これじゃあ、ねえ……。議長、ジブリール以上に冷酷非情じゃないのか? ミーアは「議
長の役に立っていれば、それでいい」と言うけど、それは議長の言うなりに動く人形になるという
事であって、一人の人間として生きる事ではない。議長とアスランの決裂は必然でしたね。シン
だって、役に立たなくなれば、もしかして?

◆議長はキラの事を『不幸だった』と言います。確かにキラは恵まれた人生を送っていません。
戦争に巻き込まれ、友達と戦い、大切な人を失ってしまった。不幸です。でも、議長の言う『不
幸』とは、そういう意味の不幸ではない。戦士として生きず、育たなかった事を、力を正しく使わ
なかった事を『不幸』だと言うのです。議長はキラの事を『優れた戦士』としてでしか見ておらず、
その評価は武器や道具に対する評価にも似ています。けれど、キラ・ヤマトは『人間』です。前作
のラストでキラは「力だけが僕の全てじゃない!」と言いました。それは人として生きたいと願う心
そのもの。議長のキラへの評価は、キラのこの発言を、彼の心を真っ向から否定しています。さ
すがクルーゼの友人、思考回路が良く似てる。そして、その冷徹さも。

◆「一緒に逃げよう」と言うアスランの手を、ミーアは握りませんでした。アスランと共に逃げると
いう事は、今の自分を捨てるという事。歌も、栄光も、賞賛の声も、今まで得た全てを否定すると
いう事。ミーアは気付いている。今まで彼女が得たものは彼女が『ラクス・クライン』だから得られ
たのであって、『ミーア・キャンベル』が手に入れたものなど、何一つとして無いのだ。それを認め
る事が怖くて、ミーアはアスランの手を握らなかったのでしょう。偽者は本物には絶対になれない
のに……。ミーアにとっては、ここが運命の分岐点だったのかも。悲劇の予感がします。

◆アスランの手を握らなかったミーアとは反対の道を選んだのがメイリン。状況に流されたとは
いえ、あそこまでやるとは。アスランへの気持ちは『憧れ』程度だと思っていたのですが、本気だ
ったのかな? いや、この一件で本気になってしまったのかも。メイリン、意外と『尽くす』キャラだ
ったんだなあ。けど、彼女を連れてアークエンジェルに戻ったら、カガリが黙っていないような気
が……。アスランの女難はまだ続くのか?(笑)

◆メイリンと共にグフで逃走したアスランですが、すぐに追手がかかります。その追手とは、何と
デスティニーとレジェンド! ザフト最強のMSを相手にアスランはどう戦うのか? そして、仲間
と戦う事になってしまったシンは?


PHASE−35 混沌の先に
◆示された未来へと人々は走り出す。だが、その未来が幸福なものだと誰が決めた? 誰が言
った? 混沌の渦は大きさを増し、世界そのものを飲み込んでいく……。

◆フリーダムを討ったシンを責めるアスラン。そんなアスランを諌めるレイ。レイの言うとおり、確
かにシンは命令を果たしただけですが、私情もかなり混じっています。ならば私情を丸出しにし
ているアスランと似たり寄ったり。そういえばかつてのアスランも、ニコルを殺したキラに怒り、戦
いましたね。この二人、実は似た者同士かも。

◆「(アスラン&セイバーの)仇は討った」というシンの言葉に、クルーゼの最期を思い出すレイ。
やはり彼はクルーゼのクローンなのでしょうか? だとしたら、クルーゼを殺したキラが、レイの
教えを受けたシンに倒されるというのは、何とも因果な……。憎しみの連鎖は繋がり続ける。そ
れを止める方法はあるのか?

◆ムウの事を尋ねるネオに対して、マリューは「戦友」と答えます。かけがえの無い戦友であり、
大切な人。でも、その人は生きていて、記憶を失っていて……。皮肉すぎる運命です。ネオの正
体がムウ本人だとしたら、早く記憶を取り戻してほしいのですが。

◆「戦争は望まない」というデュランダルですが、世界は彼の言葉とは逆の方向に向かっていま
す。各地で戦乱やテロが相次ぎ、ロゴスの関係者達は追い詰められていく。ジブリールも地下に
潜ったようです。これも議長の狙い通りだったのか? もう彼の何もかもが疑わしくて、しょうがな
い(笑)。議長の言葉に感銘を受けているシン達に「騙されてる。君たち、騙されてるよ!」とツッ
コミを入れたいのですが(タリアは議長を疑い始めているようだけど)、議長の真意が分からない
ので、本当に騙されているのかどうか分からない。なのでツッコミが出来ない。ああ、イライラす
る(苦笑)。劇中のキラ達も同じ気持ちなのかな?

◆フリーダム撃破の大殊勲を上げたシンに新型機デスティニーが与えられました。そしてセイバ
ーを失ったアスランにはレジェンドが。「戦いを望まない」と言っておきながら、強力な新型機を造
っていた議長に、アスランはいよいよ不信感を募らせてきたようです。今まで議長を信じてきた
から、「裏切られた」という思いは強くなっているんでしょうね。新型機を前に目を輝かせるシンと
は正反対です。議長やレイを信じ切っているシンは、アスランの気持ちを理解できないでしょう。
となると、近い内にこの二人の対決もあるかも?

◆イザーク&ディアッカ、久々のセリフおめでとう(笑)。イザークが苛立っているのは、これから
の闘いの困難さを感じ取っているからなのか。それとも…?

◆次回はついにデュランダルの真意が明かされる? そしてアスランが動きます。セイバーが落
とされて以来、ヘタレ街道を歩いていた彼ですが、ようやく自分の行くべき道を歩き出すのでしょ
うか? アスランファン、必見です。あとメイリンファンも(笑)。


PHASE−34 悪夢
◆明けない夜に見る夢。真実を知らぬ者が見る夢。それは悪夢に決まっている。なぜなら、悪
夢である事さえ分からないのだから。

◆デュランダル議長の演説は、世界に反ロゴスの機運を高めたようです。ですが、それは決して
喜ぶべきことではない。ロゴスのメンバーの中には各国政府と深い繋がりを持っている者が多
く、彼らの存在を否定するという事は、現在の世界を否定するという事。ロゴスとの戦いは、今ま
で以上に過酷な戦いになるでしょう。それとも、それが議長の真の狙いなのか?

◆アークエンジェルを落とす為、ついにザフトが動き出しました。エンジェルズ・ダウン作戦、開始
です。まあ今まで好き放題やってきましたからね。こうなるのは自然な事です。どちらにも味方し
ないという事は、どちらも敵にするという事なのだから。しかし、だからといってここでAAが沈む
訳にはいかない。真に歩くべき道を見定める為にも。

◆アークエンジェル対ミネルバ、フリーダム対インパルス! 待ちに待っていた、いや、やっぱり
見たくはなかった、新旧の母艦&主人公対決です。たとえ議長の命令でも、敵に対しても自分な
りの筋を通そうとするタリア艦長は立派な人です。マリューの言うとおり、敵にはしたくないなあ。
そして、この状況下でも自分の信念を貫くマリューも立派な艦長です。この二人の戦いは、逃げ
延びたマリューの勝利になるのかな? いや、本当に勝ったのは、コーディネイターも驚かせる
ほどの見事な操艦技術を見せたノイマンですね(笑)。アークエンジェルは何とか脱出しました
が、その為の犠牲は大きかった……。

◆今回のメインイベント、キラとシンの大決戦。機体の性能はフリーダムの方が上ですが、キラ
の戦い方とインパルスの利点を上手く利用したシンが、予想以上の奮闘。いや、むしろ押してい
ます。インパルスの分離機能を実に有効的に使っています。この戦い方には感心させられまし
た。対するキラはアークエンジェルの方が気になって、イマイチ集中できていない? これは戦う
以前の問題か。復讐と執念の鬼と化したインパルスが振るう巨大なソードに貫かれ、フリーダム
大爆発! 前作から活躍してきた『自由の翼』、ついに落つ。それも、かつて助けた相手によっ
て……。皮肉すぎる運命です。アスランの絶叫が哀しく響きます。

◆キラが他に気を取られていたとはいえ、シンの強さは予想以上でした。名実共にザフト最強の
パイロットになった彼ですが、戦い終わって笑う彼の表情は、あまりにも悲痛。愛する者も憎む
者も失った彼は、今後誰の為に、何の為に戦うのか? 議長の言いなりになって、ザフトの一員
として戦い続けるのでしょうか? だとしたら、議長のやり方に不信を抱いているタリアとの間に
亀裂が走るかもしれません。さて、どうなる事やら。

◆今回でシンはキラファンやフリーダムファン、いや、ほとんどのSEEDファンを敵に回してしま
ったかもしれませんね。ラストシーンの笑いなど、完全に悪役キャラの笑いですよ。憎しみで戦う
者の狂気が伝わってきました。「憎しみからは何も生まれない」という使い古されたセリフがあり
ますが、まさにそのとおり。シンとキラの和解って、あるのかな? あればいいんだけど。

◆今回の話で分かった事。バンダイはインパルスのオモチャを売る気ありませんね(苦笑)。い
や、今回の話を見て、「インパルス、カッコいい!」とか「欲しい!」と思う人なんていないでしょ
う? 不憫な機体だなあ。

◆次回は、いよいよザフトの大侵攻が開始? 新型MSドムトルーパーや量産化されたグフイグ
ナイテッドも登場します。そして、お待たせしました、ついに「あのMS」が登場!


PHASE−33 示される世界
◆世界を震わすデュランダルの演説。彼が示す未来にあるのは、ナチュラルとコーディネイター
が共存する平和な世界か、それとも?

◆ステラの亡骸を湖に沈めるシン。シンの声を演じる鈴村氏の静かな熱演が、シンの大きな哀
しみを伝えてくれます。見事です。そして、涙を流し終えたその目に浮かぶのは…! あ、「死体
を重りも付けずに沈めたら、後で浮かんでこないか?」というツッコミはしないように(苦笑)。

◆ネオ=ムウである事が判明…したと考えていいのかな? 記憶喪失なのか、本当に知らない
のか。うーん、まだ捻りがありそうな気がしないでもないような気が……。考えすぎかな。号泣す
るマリューさんは見てて悲しくなります。SEEDで一番、幸せになってほしい人なので。

◆フリーダム打倒を考えるシン。それを止めようとするアスランですが、シンの意見に反論でき
ない。レイもシンと同意見だし、アスランは立場も心境も複雑になっちゃいましたね。この戦争を
終わらせたくてザフトに復帰したのに、事態は彼の考えとは逆の方向に進む一方。彼の読みが
甘かったのか。戦績も人間関係も絶不調のアスランですが、ルナマリアの一言で、ようやく自分
でフェイスである事を思い出したようです(笑)。ルナマリア、ミネルバにとっては余計な事を言っ
たかも? 波乱の予感がします。

◆デュランダルはデストロイの大破壊と、連合やブルーコスモスの背後にいるロゴスの存在を全
世界に明らかにしました。人々は熱狂し、地球の人々までデュランダルを褒め称えますが、これ
はかなり危険な兆候でもあります。あまりにも耳心地のいい演説は警戒すべきなんですけどね
え。あのヒトラーも名演説を振るい、ドイツの民衆は熱狂で迎えましたから。議長は政治家として
は一流なのでしょうけど、やっぱり信用できない。ラクス襲撃事件などの疑惑も晴れていません。
デストロイのデータは前もって手に入れていたみたいだし、偽ラクスを上手く利用しているし、フリ
ーダムやアークエンジェルの登場シーンはカットしているし。この演説も、ザフトの地球侵攻を合
法的なものにする為の茶番なのかも?

◆デュランダルの名(?)演説によって、世界中に打倒ロゴスの機運が高まり、新たな戦いが始
まります。次回は、ついに激突するインパルスとフリーダム! MSの性能で大きく上回る相手
にシンはどう挑むのか? そしてキラは、アスランは? 見逃せません。個人的にはイザークと
ディアッカの動きも気になります。それからシホさん、出演おめでとうございます。セリフは無かっ
たけどね(涙)。


PHASE−32 ステラ
◆ステラ・ルーシェ、死す。彼女は何の為に生まれ、誰の為に戦い、そして、死んだのか。自分
を愛してくれる者の腕の中で死ねた事が、せめてもの救いでしょうか。合掌。

◆圧倒的な破壊力を誇るデストロイ。その力に酔いしれるジブリールは、ザフトだけでなく、ザフ
トに協力するナチュラルまで皆殺しにする事を宣言。無茶苦茶ですね。一方のデュランダルも、
開戦当初に比べて意見が過激になっています。加速する戦火に煽られたのか、それともこちら
が彼の本性なのか?

◆都市を焼き尽くす巨大な破壊神。それに乗っているのは、かつて自分が「守る」と約束した少
女……。シンにとっては、あまりにも皮肉な運命。それでも一時は希望が見えたのですが、この
二人に与えられた運命は非情な結果をもたらしました。二年前に家族を失い、もう二度と大切な
人を失わない為に力を求めたシンですが、またしても彼は大切な人を守れなかった。前作でラク
スは言いました。「思いだけでも、力だけでも駄目なのです」と。シンに足りなかったのはどちらで
しょうか? それとも、敵兵を愛してしまったシンの「思い」が、強すぎる「力」が間違っていたの
か? その答えは、まだ分からない……。

◆シンを守る為とはいえ、ステラを手にかけてしまったフリーダム。今後、シンの憎しみはフリー
ダムに向けられるのでしょう。やはりこの二人は戦う運命にあるようです。一度狂った歯車は、も
う直せないのか。憎しみの連鎖は止まりません。

◆ネオとスティングも撃墜され、ネオはアークエンジェルに保護されました。その素顔はムウと瓜
二つ。いよいよ彼の正体も明かされそうですね。ムウ=ネオなのか、それとも? そしてスティン
グですが……死んだのかな? あの状況で生きているとは思えませんが、レギュラーキャラなの
に断末魔の一つも上げずに死ぬ、というのは……うーむ。次回以降に注目。

◆今回でカオスも破壊され、これで初期五体のGで残っているのは、インパルスとガイアのみに
なってしまいました。寂しいです。そういえばガイアはどうなったんだろう? ザフトの機体として
後半で再登場するのかな?

◆次回、デュランダルが大きく動く。そしてステラの亡骸を抱え、哀しみと怒り、そして憎しみに震
えるシンの標的は……!


PHASE−31 明けない夜
◆夜はまだ明けない。それは永遠の闇の始まり。その先にあるのは絶望か、悲劇か、避けられ
ぬ死か。

◆シンの行動に対し、アスランは一定の理解を示しつつも「軽率な行動」だと思っているようで
す。でも、シンもそれは分かっているんですよね。それでも行動せずにいられなかった。思い立
ったらすぐ行動するのはシンのいいところでもあるのですが、その結果は……。

◆カガリ達がスカンジナビア王国に匿われている事が、番組中でも明らかにされました。あとア
ークエンジェルに天使湯がある理由も明らかに(笑)。北欧はサウナの本場ですからね。アマギ
らに改めて協力を求めるカガリは、今までのカガリと違って堂々としていますね。一国の指導者
としての気迫と強い信念を感じます。もちろんまだまだ未熟ですが、彼女が再び歴史の表舞台
に立つ日は近いようです。楽しみ。

◆ステラは地球軍に帰還しましたが、スティングは素っ気無い態度を取っています。一度消され
た記憶は蘇らせる事は出来ないのか。アウルもいないし、何だか寂しいなあ。

◆再びアスランと戦う事になってしまい、苦悩するキラ。そんな彼を慰めるマリュー。この二人、
姉弟みたいでいい感じです(親子、と言ってもいいけど、さすがにそれはマリューさんに失礼なの
で。笑)。誰もが大切な何かを守る為に戦っている。それは地球軍もザフトも同じです。しかし、
大切なものを守るという事は、誰かと戦い、誰かの大切なものを奪うという事でもある。この過酷
な矛盾に、キラ達は答えを出せるのでしょうか?

◆復帰したステラに与えられた新たな機体、デストロイガンダム! その姿はファーストガンダム
のビグザムと「Z」のサイコガンダムを連想させますが、戦闘力はケタ違いです。たった一体で大
都市を焦土に変える事が出来る、MSの常識を超えた戦略兵器。まさに破壊神。強すぎ。キラ
やシンは、こんな怪物に勝てるのだろうか?

◆シンとレイのやった事は、本来ならば銃殺刑。ですが、なぜか無罪放免に。恐らく、いや、間
違いなくデュランダル議長の差し金でしょう。しかし議長が軍法を曲げてまでシンを助けた理由
が分かりません。エースパイロットという「利用価値のある道具」だからでしょうか? それとも…
…(純粋な好意だとは露ほども考えていない。というか考えられない。だって議長だし。笑)。

◆無罪になった事で自分が上層部から高く評価されていると思ったシンは、いい具合に増長して
います。気を付けろ、シン。ガンダムシリーズでは「増長」は悲劇もしくは地獄へのプレリュード。
その法則が早くも襲い掛かります。インパルス出撃。標的はデストロイ。地獄、開幕です。

◆次回はインパルス、フリーダム、デストロイの三つ巴の戦いになりそうですね。この対戦相手と
いい、番組タイトルといい、ついにステラに「その時」が?


PHASE−30 刹那の夢
◆刹那とは、秒で現す事さえ困難なほどの一瞬の間の事。そのわずかな間に見る夢は、誰のも
のなのか。そして、どんな夢なのか。

◆アマギ一尉ら多数のオーブ軍人がアークエンジェルに。涙を流し、熱い思いを語る彼らを、カ
ガリもまた涙と共に迎え入れる。オーブの理念を信じて、あえて祖国を離れる道を選んだアマギ
さん達。さすがトダカさんの部下、みんな強くて、いい人だ。アマギさん達に敬礼されて、戸惑うキ
ラに笑。

◆セイバー、ルナマリアのザクは修理不可能。完膚なき敗北に落ち込むアスラン。その脳裏に
浮かぶのは、パトリック、ウズミ、デュランダル、そしてキラの言葉。ナチュラルへの偏見と憎しみ
を捨て切れず、戦火を広げたパトリック。世界の平和を願い、その理想に殉じたウズミ。より良
き世界の為にプラントを導くデュランダル。いずれもアスランにとって、多大な影響を与えている
人達です。しかし、アスランの心に最も突き刺さっているのはキラの言葉。カガリを愛し、彼女を
支えてきたはずのアスランが、なぜカガリに涙を流させるのか。怒りと苛立ちと共にぶつけられ
たその言葉に対する答えを、アスランは持っていない。正しいと思って選んだ道だったが、それ
は本当に正しい道だったのか。愛する人を泣かせる事が正しい事なのか。アスランの迷いは当
分続きそうです。

◆ルナマリアが負傷したのに、お見舞いに行かなかったメイリン。この姉妹は仲がいいのか悪
いのか分かりませんね。そこが面白いんだけど。

◆カガリを泣かせた事に悩むアスランとは正反対に、シンは愛する人の為に一直線に行動しま
す。ステラの為なら、軍機違反も何のその。彼も熱い男です。そして今回の事で、シンがザフトに
心酔している訳ではない事がハッキリしました。アスランに「地球軍=悪」と言い切る態度から見
ても、彼が地球軍を嫌っているのは明白です。だから彼はザフトの軍人として、地球軍と戦う道
を選んだのでしょう。でも、彼が好意を抱くステラも地球軍。その矛盾に彼は気付いているのでし
ょうか? キラは「ザフトを撃っても、地球軍を撃っても、本当の平和は訪れない」と考えています
が、シンは単純に「地球軍を倒せば平和になる」と考えているようです。確かに敵を全て倒せば
戦争は終わる。そう考えた人は前作にもいましたね。パトリック・ザラとか、ムルタ・アズラエルと
か。…………うーん。シンの未来が心配です。

◆ステラを実験動物のように扱うタリア達。相手が敵軍の軍人だという事もありますが、命ある
者をそうとは見ていない。所詮、彼らもブルーコスモスも同じ穴のムジナか。ザフトを単純な「正
義の軍隊」にしないところは、ストーリー的にはいい判断だと思います。

◆ステラを救う為、あえて敵に彼女を返すシン。ネオはステラをもう戦場には出さないと約束しま
したが、エクステンデットである彼女は戦争の為の『道具』です。少なくともジブリールはそう考え
ています。この約束が守られる事は無いでしょう。ああ、悲劇の予感が。

◆シンの為に軍規違反を犯すレイ。なんだ、いい奴じゃないか。さすが議長の秘蔵っ子(コラコ
ラ)。シンとの友情が感じられましたが、こちらも嫌な予感がしますねえ。この友情が、後々の悲
劇に繋がりそうな気が……。

◆次回、ついにジブリールの切り札、破壊神デストロイガンダムが登場! その操縦席に座る
のは、やはり……!?


PHASE−29 FATES
◆FATE。それは『運命』『宿命』を意味する言葉。語られるのは誰の『運命』なのか?

◆前作の映像を利用した総集編。感想を書くのが難しいです(苦笑)。キラとラクスの出会い、懐
かしいなあ。思えばこの出会いが二人にとっての『始まり』だったのか。感慨深いです。

◆若き日のデュランダルとレイ、そしてクルーゼが登場。やはりクルーゼとデュランダルは知り
合いでしたか。レイとクルーゼの関係も何となく明らかになりましたが(クルーゼのクローンでしょ
うか? 年齢的にクルーゼの『試作品』というのは考えられないし)、デュランダル議長の真意は
未だ不明。過去に戻る事は出来ない。ならば今、最善の努力をするしかない。その理屈は正し
いのですが、デュランダル議長にとっての『最善』がこの世界にとっての『最善』とは限らないんで
すよね。不安です。

◆議長とタリア、以前からの恋仲だったのか! そしてタリアは結婚していたのか! という事は
議長との関係は不倫? つくづく子供向けアニメじゃないなあ(苦笑)。

◆キラとラクス、デュランダルとタリア。この恋人達の結末は、見事なまでに正反対です。キラと
ラクスの出会いが『運命』だとしたら、デュランダルとタリアが別れたのも『運命』だったのか。い
や、違う。確かに出会ったのは『運命』かもしれないが、その後の二人が歩いた道は二人が自分
で考え、決めた結果。やり直す事は出来ない。ならば最初から間違いの無い世界を作ろう。議
長の目的が明らかになりましたが、具体的に何をしようとしているのかは未だ不明です。そもそ
も『最初から間違いの無い世界』なんて作れるものなのでしょうか? もし作れるとしても、まとも
な手段で作れるとは思えないのですが……。

◆次回はシンが重大決心? 病状のステラを救う為、あえて危険を冒すようです。そして失意の
アスランは蘇る事ができるのか。


PHASE−28 残る命 散る命
◆不吉なタイトルから嫌な予感はしていましたが、的中してしまいました。戦死者続出です。三十
分がもの凄く感じました。話の密度が高いのは嬉しいのですが……。うう。

◆クレタ沖の激しい戦い。次々と散る命。死神の鎌は、ついにレギュラー陣にも襲い掛かりまし
た。アウル……。前回のラストで、ステラの事をほんの少しだけ覚えているような描写にちょっと
ウルッと来たのですが、まさがあれが死亡フラグだったとは。スティングやステラとの『仲良し三
人組』はもう見れないんですね。合掌。

◆国を守る為とはいえ、敵でない者まで討つのが正しい事なのか。オーブを守る為に、あえて地
球軍の走狗となるオーブ軍の軍人たち。軍人の意地と誇りを見せ、ミネルバに特攻した馬場一
尉。そしてこの戦いを終わらせる為、あえてタケミカヅチを特攻させたトダカ一佐。無益な戦いで
部下を死なせた罪を償う為とはいえ、惜しい。あまりに惜しすぎる。アマギ副官に「生きてアーク
ウンジェルへ行け!」と言っていましたが、彼にこそ生きてほしかった。カガリ達に未来を託し
て、雄々しく散っていったオーブの軍人達に敬礼。

◆シン、再度の覚醒。その圧倒的な力でアウルを倒し、タケミカヅチを沈める。大活躍です。で
も、彼はまだ知らない。「ステラの仲間」と「かつての恩人」を殺してしまった事を。戦争なのだか
ら仕方ないけど、それでもこの一件は後々まで尾を引く様な気がします。キラやアスランが先の
戦争を通じて「命を奪う事」の辛さと重さを知っているのに対して、シンはまだその辛さと重さを知
らない。自分と敵対する者は全て殺す。仲間を守る為とはいえ、怒りのままに他者の命を奪う。
戦士としては正しい行為ですが、それが更なる悲劇を生む事を彼はまだ知らない。アウルの死
を知ったステラはシンを憎むだろうし(このイベントがシンが命を奪う重さを「知る」切っ掛けにな
るのかも?)、カガリもオーブ艦を沈めまくったシンの事を快く思わないでしょう。憎しみの連鎖は
途絶える事は無い……。

◆キラとアスラン、ついに完全な決別。正論を述べるアスランだが、今の非力なカガリが国に戻
ったところでセイラン親子に利用されるだけですからね。オーブを守る為に散る者達を見て、激
しく泣くカガリ。その涙を止める為、キラはアスランに刃を向ける。二人ともカガリを大切に思って
いるのに、それでも戦う事になってしまった。運命の皮肉としか言い様がありません。

◆トダカやオーブ軍人達の死は悲しいですが、これがカガリの成長の切っ掛けになりそうです(と
いうか、ならなきゃ困る)。ストーリーは面白くなってきましたが、それでもこの犠牲は大きい。大
きすぎる。アウルもキャラ的には非常に惜しい損失です(これでスティングは一人ぼっちか…)。
改めて、本日散っていった者達に合掌。そして、なぜか生き残ったユウナ。憎まれっ子世にはば
かる、とは良く言ったものです。まあ物語的には非常に面白いキャラですからね。彼の今後の活
躍(?)にも注目。

◆何とか危機を切り抜けたミネルバですが、損失も大きい。新MSの登場は近いようです。次回
はデュランダル議長の話。謎だらけの彼の過去が明らかにされそうですね。ナレーションが述べ
た「悲しき友」とは誰の事でしょう? 手にした錠剤といい、まさか……。


PHASE−27 届かぬ想い
◆第三クール開始。敵味方それぞれの思惑が入り乱れ、不穏な空気が漂う話でした。あとダコ
スタさん&エターナル、デスティニー初登場おめでとうございます。

◆ラクスが動いた事に驚きつつも、これを好機と見るデュランダル。キラに何か仕掛けるつもり
のようです。不気味ですね。やはり彼が全ての黒幕なのか? 連合の極秘情報のはずのデスト
ロイガンダムの設計図も入手していますね。議長とジブリールは対立しているように見えて、裏
では繋がっているのかな?

◆薬の研究はコーディネイターよりナチュラルの方が進んでいるんですね。そうか、コーディネイ
ターは病気にならないから薬を使う必要が無いんだ。こういう細かいところも説明してくれるのは
嬉しいです。

◆ルナマリアがアスランを見張っていたのは命令でしたか。彼女の勝手な行動だったら面白か
ったんだけど(笑)。ラクスの秘密を知った彼女は今後どう動くのか。注目&楽しみです。

◆ユウナを煽て、オーブ軍を前線に立たせるネオ。ネオのコントロールが上手いのか、ユウナが
……なのか。両方でしょうね(苦笑)。トダカさんのストレス、ますます溜まっていきます。副官もキ
レる寸前です。ユウナ、後ろから撃たれそうだな。うーん、オーブの為にはそうした方がいい気が
するんですけどねえ(コラコラ)。

◆ミリアリア、アークエンジェルに復帰。彼女を迎えるAAの面々の様子が微笑ましくて良かった
です。写真家の道を捨て、世界の為に再び戦う事を選んだミリアリア。強くなりましたね。こんな
いい女を逃すとは、何やってるんだ、ディアッカ! さっさとAAと合流しなさい! でないと出番も
無くなるぞ!(笑)

◆第4話以来のブラストシルエットの登場が少し嬉しかったですが、事態はそれほど呑気なもの
ではない。炸裂弾、地味に強力ですね。圧倒的な敵戦力を前に撃沈寸前のミネルバですが、そ
う簡単には沈みません。一応、主人公の艦ですから。……主人公って、アスランの事じゃありま
せんよ。シンの事ですよ(苦笑)。

◆次回はミネルバとオーブ&地球軍、そしてアークエンジェルの三つ巴戦、再び。キラとシン、S
EED能力者同士の対決となるのか? タイトルが不吉だ……。


PHASE−26 約束
◆第二クール最終話。ここまで色々ありましたねえ……。でも、これからは更なる急展開が予想
されます。今回はその布石があちこちで見られました。

◆シンとステラ、哀しき再会。ステラの正体を知り、彼女の記憶に自分がいない事にショックを受
けるシン。これはキツいだろうなあ。かつて家族を失い、今は好意を持った女性が……。シンの
不幸も半端ではありませんね。最後にステラがシンの事をを思い出してくれたのは嬉しかったで
す(記憶消去の技術は完全なものではない?)。この二人には幸せになってほしいのですが、O
Pを見る限りでは、この二人を待っているのは……。二人に気を使って、部屋を出て行った看護
兵はナイス(笑)。

◆一方、地球軍ではステラは死亡、ではなく『損失』扱い。人を物としか見ていない連合の非情さ
が伝わります。ネオはスティングとアウルからステラの記憶を消しますが、これは彼なりの思い
やりなのでしょうか?

◆ラクス、ついに動く。真実を知る為にあえて危険な敵地に乗り込むとは、さすがに度胸があり
ます。ちやほやされる事に慣れてしまったミーアとは、あらゆる意味で『役者が違う』な。声は同じ
人なのに(笑)。彼女だけは敵にしたくありませんね。色々な意味で。

◆ラクスを守る為にバビ軍団と戦うフリーダム。いつもより戦闘力が向上しているように見えるの
は、私の気のせいでしょうか?(笑) 愛の力は偉大だ。バルトフェルドも一緒にプラントに行って
しまいましたが、その間にマリューさんがネオと出会ったら……うーん、楽しみ。

◆ED変更。歌もいいですが、絵が素晴らしい。前作キャラとデスティニーキャラが夢の共演。ク
ルーゼやナタル、連合三人組もいます(でもサイはいない。苦笑)。そして、デスティニーやインパ
ルスと共に新型ガンダムが。プロヴィデンスに似ているけど、レイの機体かな?

◆次回はオーブ艦隊との激闘、再び。そしてステラの病状が悪化? どうする、シン?

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